サービスについて

MBSが実現する世界観

MBSが実現する世界観

MetComのMBSはGPSと同等のPNTシステムであり、利用者にとってGPSの世界を拡張します

MBSは、GPSが提供する3つの根本機能 P、N、Tを、同等方式で提供します。GPSとの違いは、電波の発信源です(GPSは衛星、MBSは地上波基地局)。

P Positioning 位置
N Navigation ナビゲーション
T Timing 時刻

GPSとMBSは同等に利用可能なシステムなのでシームレス連携が可能となります。
これによって、利用者にとって、GPSの利用環境が意識せずいつの間にか広がっている世界を提供します。

MBSの仕組み

MBSの仕組み

GPSと同様、複数基地局から電波を受信し高精度測位。気圧分析も併用し精度向上

原理はGPSと同様です。地上に設置した異なる配置の基地局からの信号を4つ以上同時に受信することにより、それぞれの基地局と測位端末の距離を計算し、緯度・経度及び高さを計算します。
基地局は測位端末が都市部の屋内で4局以上の信号が受信できるよう配置されます。屋内や地下街に浸透しやすい周波数を使用することにより、少数の基地局で広いエリアをカバーできます。
各基地局からは、精度の高い原子時計からの正確な時刻情報も送信されます。
垂直方向については、気圧分析も活用することにより高い測位精度を実現します(特許技術)。
電波信号は暗号化していますので、セキュリティも確保されています。

だから

  • MBSのサービスエリア内では、GPSが受信困難な屋内・地下でも測位可能
  • 測位精度はGPSと同等以上
  • 時刻精度はGPSと同等
  • 受信端末側の仕組みはGPSと同様
  • 妨害やなりすましの影響を受けず、GPSのバックアップとして機能します

MBSが提供する3つのサービス

3つのサービスの相関図

MBSは、位置と時刻に関わるサービスを提供します

MBSは、電波分析技術と気圧分析技術により、位置情報(X,Y,Z)及び 時刻情報(T)を提供します。下記の3サービスを提供します。

1. 垂直測位サービス(Pinnacle)(Z)
Z軸の位置情報を、気圧分析技術を利用して提供します。

2. 三次元測位サービス(MBS三次元サービス)(X,Y,Z)
X軸、Y軸、Z軸の三次元位置情報を、電波測位と気圧分析技術の組合せにより提供します。

3. 高精度時刻配信サービス (T)
時刻情報を、MBSの地上基地局から発信する電波を使って提供します。

垂直測位サービス(Pinnacle)
三次元測位サービス(MBS三次元サービス)
高精度時刻配信サービス
サービスエリア

サービス提供エリア

現在、垂直測位サービス (Pinnacle) を提供中です。
サービスエリアは以下ページからご覧ください。

MetCom ユースケース

広範なユースケース

MBSは、GPS利用シーンにおける「困りごと」(屋内・地下、高さ、セキュリティ)を解決します。
人の位置、モノの位置、移動体の位置、高精度時刻取得に関する、様々なサービス、アプリケーション、ソリューションの課題解決、サービス向上に役立ちます。
詳しくはユースケースページよりご覧ください。