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消防活動における位置情報の課題解決に向け、浜松市の実証実験プロジェクトにMetComの垂直測位サービスが選定されました

 MetCom株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役 平澤弘樹、以下、MetCom)は、浜松市が主催する「浜松・湖西・袋井 実証実験サポート事業」における「3D都市モデル、三次元測位システム等を活用した消防活動の円滑化」プロジェクトにおいて、「垂直測位技術を活用した消防隊員の屋内三次元位置把握」を提案し、実施事業者に選定されました。

背景
 消防・救急活動において、要救助者を安全に救出するのみならず、活動に従事する消防・救急隊員の安全確保が重要課題です。現在、屋内において垂直位置(階数)を含めた隊員の行動を把握することが困難なため、不測の事態が発生した際、隊員の位置を瞬時に把握することができない、現場指揮では危険情報等の正確な場所を把握することができないという課題があります。浜松市は、新技術活用によるこの課題解決を目指し、屋内で三次元測位可能な技術を有するMetComを、実証実験プログラムの実施事業者として選定しました。

実証実験内容
 浜松市中心部の複数の建物内において、浜松市消防局のご協力を得て、リアルタイム3D位置把握の実証実験を、次の2つの観点で実施します。
(1) 消防隊員が自分自身の三次元位置をスマートフォン画面にて把握する
(2) 管理者が複数隊員の三次元位置をパソコンで遠隔確認する

 この実施のために、MetComの垂直測位サービスPinnacleを組み込んだスマートフォンアプリと管理者ビューワーをパートナーと共に準備し、浜松市中心部をPinnacleサービス提供エリアとします。消防隊員の三次元位置情報は、国土交通省が主導するプロジェクトPLATEAUの3D都市モデル上に表現し、PLATEAUの新たな利用事例を創出します。

 実証実験は、2024年前半に訓練環境において実施し、将来の現場環境における活用に向けた知見蓄積を行います。

本件の意義
 今回の浜松市実証実験プロジェクトは、公共安全分野における、垂直測位サービスPinnacle活用の初事例です。Pinnacleは測位対象の建物内センサー無しに垂直位置情報を安定的に測定できるので、活動場所を事前に予測できない消防・救急活動に適したソリューションです。今回の実証実験を機に、安全・安心な社会の実現に向け、MetComが屋内三次元位置情報により貢献していきたいと考えております。
 また、消防隊員の三次元位置情報表示を通じ、公共安全観点からのPLATEAUの3D都市モデルの新たな利用事例創出という点においても貢献できることをうれしく思っております。

ご参考情報
浜松市実証実験プロジェクト 採択プロジェクト(第5期)
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/desupport/project/index.html
https://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/documents/155257/2904.pdf

Pinnacleとは
 MetComの垂直測位サービス Pinnacle は、お手持ちのスマートフォンやIoTデバイスの高度を屋内外において高精度で測位するサービスです。デバイスに内蔵されている気圧センサー情報を、近隣の基準点気圧情報と比較分析し、リアルタイムに測定するので、2-3mの精度で高さを特定することができます。
Pinnacleの仕組み、提供エリア等について、より詳細な情報は、MetComの「垂直測位サービス」の説明ページ(https://metcom.jp/service/pinnacle/) をご参照ください。


MetCom株式会社について
 MetCom株式会社は、「何が、いつ、どこで」 を可視化する、広域かつ高精度な三次元位置情報を提供する会社です。GPSの主要課題である「屋内・地下」、「垂直測位」、「セキュリティ問題」を解決し、屋外・屋内の双方でシームレスに利用可能な三次元測位サービスを提供します。本領域の世界的リーダーである米国NextNav社が主要株主になっており、同社とのパートナーシップのもとで、世界最高水準の測位サービスを実現します。我が国における安心・安全な社会と、利便性の高い市民生活を実現する社会インフラの整備・運営を目指しております。

本件についてのお問合せ
MetCom株式会社 広報担当
MAIL: info@metcom.jp
URL: https://metcom.jp/