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HAT(Height Above Terrain: 地上高)とは?

マーケティング責任者 Ben Ball
2020年9月15日

GPSレシーバーとジオロケーションサービスは通常、Height Above Ellipsoidと呼ばれる指標に基づいて垂直方向の位置情報を提供します。 これは、地表の理論的なモデルに対して、自分がどれだけ高い位置にいるかを示すものです。 ジオイドモデルからいくつかの情報を得ることで、HAEを使用して海抜の高さを知ることができます。

地上での垂直方向の位置を知るには最適ですが、建物やその他の構造物の中でどれだけ高い位置にいるかを知るには、HAEと海抜高度があまり役に立ちません。 そのためには、周囲の状況に応じて高さを測定する高度計測が必要です。下図はその例で、人の高度は必ずしも地形からの高さと同じではありません。

ジオロケーションプロバイダーの中には、Height Above Average Terrain (HAAT)を使って、地面の位置と人の垂直方向の位置を比較するものがあります。 しかし、その名前が示すように、HAATは垂直方向の位置の近似値にすぎません。 HAATは、ある特定のエリアでの大きな変化を平滑化するため、最良の推測に近いものとなります。 平坦な場所であれば、HAATは十分に近いかもしれません。 丘のある場所では、HAATはあまり役に立たない垂直方向の測定値を生成することになります。

地上高 (HAT)

そこでNextNavでは、より正確な測定方法であるHeight Above Terrainを使用することにしました。 HATは、ある場所の海抜高度を示す公的な調査データと、私たちが計算した人の現在地とを比較します。 その2つの場所の差が地形上高さです。

例えば、あなたがトランスアメリカ・ピラミッドの48階にいる場合、GPSデバイスのX/Y座標は北緯37.7952°、西経122.4028°です。この座標とUSGS調査データを照合すると、その建物の1階が海抜何メートルであるかが分かります。 それを今持っているデバイスの高さから引くと、地表からの高さが計算できます。

NextNavは、HAEについては一定の精度があると断言できますが、HATについては同じように断言することはできません。 なぜかというと GPSの水平方向(x/y)の位置精度が十分でない可能性があります。 GPSの信号は宇宙からやってくるので、ビルや建物が密集した街区では信号の影になり、あまりうまくいきません。 このような場合、GPS信号は頻繁に不正確であり、多くの場合、かなり大きな差があります。

トランスアメリカ・ピラミッドの例を見てみましょう。 GPSの水平座標が50フィートずれていると、通りの向こう側にあるヒルトンにいることになります。 サンフランシスコのダウンタウンの丘陵地帯を考えると、そのヒルトンの「地上レベル」はトランスアメリカ・ピラミッドの地上レベルより20フィート高いはずです。 もしあなたが実際にトランスアメリカピラミッドにいるときに、NextNavがヒルトンのUSGS測量を使った場合、地表からの高さは実際の場所より2階以上高く表示されることになります。

今後、技術が向上し、TerraPoiNTのようなGPSの代替サービスが普及すれば、水平方向の位置情報はより正確になっていくでしょう。 そうなれば、NextNavのHAT算出能力も向上します。

垂直方向の測位を行うNextNav Pinnacleと、位置・ナビゲーション・タイミング(PNT)のソリューションであるNextNav TerraPoiNTについて、詳しくはそれぞれご覧ください。


これは、NextNav社が発表した英語の文章を、主として機械翻訳によって日本語化したものです。
文章の大意を理解いただくために作成したものであり、用語や表現の正確性を保証するものではありませんのでご留意ください。
英語原文はこちら